
毎年膨大な数のゲームがリリースされているSteam。その総数は5万本を超えているという。
近年のSteam上で新作ゲームのリリース本数は、年間で8000本を超えるほどだ。
では、その中でSteamでソウルライクと呼ばれるジャンルのゲームは、どのくらいあるかご存じだろうか?
なんとメジャー・インディー合わせて600本以上も存在する。
全体の総数からすれば少ないと感じるかもしれないが、600本でもすべてプレイするとなると計り知れない時間がかかる。1つ1つどのようなゲームか調べていくのも大変だ。
そこで今回はインディゲームで、絶対に買って損しないソウルライクゲーム5選を紹介していきたい。

Steamで何を購入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
そもそもソウルライクとは?
ソウルライクは、フロムソフトウェアから発売された「Demon’s Soul」「DARK SOULS」という通称ソウルシリーズと呼ばれるアクションRPGに強く影響を受けたジャンルだ。
何度も死んではやり直して攻略ポイントを見つけていくため、「死にゲー」とも呼ばれる。
つまりソウルシリーズのゲームシステムに近いものは、すべてソウルライクに該当する。
以下にソウルライクと判断するポイントを個人的にまとめてみた。明確な定義は決まっていないため、いずれかのポイントに当てはまればソウルライクとみなして問題ない。
- 高難易度であること。
- 一度死ぬと得ていた経験値をその場に落とす。その場所に戻れば回収できるが、回収前に死ぬと消滅する。
- 世界観が暗い。
- ストーリーや世界観は明確に語られず、入手したテキストなどで考察して理解する。
- 攻撃・ダッシュ・回避時にスタミナを消費する。
- ステータスの割り振りが自由。キャラクターを好きなように育てられる。
- 探索ルートがある程度自由。
Steamソウルライクゲームおすすめ5選
ソウルライクゲームおすすめ1. ENDER LILIES: Quietus of the Knights(エンダーリリーズ:クワイタス オブ ザ ナイツ)

「死の雨」によって滅びた王国「果ての国」を舞台に、神秘的な少女「リリィ」が王国の滅びた謎を解き明かしていく2D横スクロールアクションRPG。
ソウルライク要素と敵を倒し入手したスキルで、マップの探索範囲を広げていくメトロイドヴァニア要素が融合している。
一瞬の油断が命取りの強敵との戦闘、ダークだが美しい世界を隅々まで探索できる楽しさが魅力だ。
スキルは剣や弓、魔法など合わせて26種類にあり、自分好みに付け替えて戦うことができる。
攻撃時は少女の背後に騎士が現れて攻撃するため、ジョジョのスタンドのような攻撃方法となるのが面白い。ボスは歯ごたえがあるが、立ち回りを覚えればアクションが苦手な方でもクリア可能。
またBGMは、TVアニメ「ゴブリンスレイヤー」のOPテーマ「Rightfully」で知られている音楽集団「Mili」が全楽曲を担当。
世界観と非常にマッチしたBGMで、よりゲームの世界に没頭することができる。
全体のバランスが素晴らしく、ストーリー、キャラクター、BGM、戦闘どれをとっても文句がない作品だ。
ゲームの雰囲気やプレイ映像を併せて確認したい方は、こちらの動画を参照
ソウルライクゲームおすすめ 2. Death’s Door(デスドア)

死者の魂を刈る役目を背負った「リーパー」と呼ばれるカラスが、巨大な魂を持つモンスターを刈りにいく、見下ろし型の3Dアクション。
ソウルライク要素と弓や爆弾、フックショットを使ってステージを攻略していくアクション要素が融合している。
ジブリに出てきそうな独特なキャラクターとゼルダのようなアクションや謎解きが魅力だ。
登場するキャラクターすべてが魅力的で、頭がナベになっているキャラや扉がモチーフのキャラなど印象が強いキャラばかり。
ストーリーや入手したアイテムなどでキャラのバックボーンがわかるため、考察や感情移入がしやすくなっている。
ソウルライクとしての難易度は、そこまで難しくはなく数回やり直せばボスを攻略できる、ライトなソウルライクだ。
ゼルダの伝説をインスパイアしており、操作性やアイテムの使い方は似ているので、ゼルダをプレイ済みの方はすんなり馴染めるだろう。
また、箱庭型のステージに程よくアクションと隠し要素、謎解き要素が散りばめられているため、隅々まで探索したくなる。
ソウルライク初心者やゼルダの伝説が好きな方にプレイしていただきたい作品だ。
ソウルライクゲームおすすめ 3.Salt and Sanctuary(ソルトアンドサンクチュアリ)

苔を生やした死体が徘徊し、塩が付着した建築物が並び立つ呪われた島を探索して謎を解き明かしていく2Dアクション。
ソウルライク要素とシームレスにつながるマップを探索するメトロイドヴァニア要素が融合した作品だ。
2D版ダークソウルと呼んでおかしくないほど、本家ダークソウルの要素をうまく2Dに落とし込んでいる。本家がソウルでレベルアップするのに対し、本作はソルト(塩)でレベルアップする。
戦闘は、本家よりも難しいのではないかと思うほどのボスとテンポの良い歯ごたえのある戦闘を楽しめる。装備重量で動作の軽快さが変わるので装備の調整が必要になる。
また、雑魚敵やステージにも気が抜けない。雑魚敵はボス並みに手強く、ステージにはトラップが多く仕掛けられているので、気を抜くとトラップと雑魚敵の連携コンボを食らってしまうので注意。
スキルツリーは細かく用意されており、装備との組み合わせやスキルよって戦闘スタイルも大きく変わってくる。
自分の思うようにキャラ育成ができるため、どう伸ばしていくかを考えるのも楽しい。
ダークソウルに負けない難易度と雰囲気を味わえる作品だ。
ソウルライクゲームおすすめ 4.Hollow Knight(ホロウナイト)

ムシたちによって築かれ、今は廃墟となっている王国「ハロウネスト」を舞台に、王国に秘められた太古の秘密を解き明かしていく2Dスクロールアクション。
地下に向かって、アリの巣のように広がるマップを攻略していくメトロイドヴァニア要素と巨大なムシたちと戦うアクション要素が融合している。
1,480円とは思えないほどの圧倒的ボリュームで、通常クリアは20時間ほど、完全クリアには50時間以上かかる。
やりこみ要素も充実しておりコアゲーマーも満足する作品だ。
140種類を超える敵や30種類以上のボスもいて、使いまわしの敵もいないため探索する楽しさが失われない。
ボスは歯ごたえのある敵が多く、プレイヤーのHPも少ないため緊張感のある戦闘を楽しめる。チャームと呼ばれる装備品をつけることで、HPや能力を強化できるためいろいろ試してみるのも面白い。
低価格かつボリューム満点でライトゲーマー・コアゲーマーにかかわらず存分に楽しめる作品だ。
ソウルライクゲームおすすめ 5. Dead Cells(デッドセルズ)

死体に寄生したスライムを操り、プレイするたびに変化するステージを攻略していく2Dアクション。
ランダムに変化するアイテムやステージを攻略していくローグライク要素とメトロイドヴァニア要素を融合させた本作。ローグヴァニアとも呼ばれたりする。
1周1時間ほどでクリアでき、気軽にプレイできるため合間の時間にサクッとプレイできる。
やり直すたびに毎回マップの最初から始まるが、ステージ構造やアイテムがプレイするたびに異なるためとにかく飽きない。また、序盤から強いアイテムを入手して、運を味方につけたときの中毒性もたまらない。
ステージは、1ルートではなく能力を使用し別ルートにいけることもできる。別ルートには新しい敵とマップが待っており、ルートを見つけるメトロイドヴァニア的楽しさもしっかり存在する。
ボスはステージを進むたびに手強くなっていき、アイテムが良くてもパターンをつかめないと簡単にやられてしまう強さのため、倒すにはプレイヤースキルと慣れが求められる。
何度も挑戦した分、倒したときの達成感と自身の成長をしっかり味わえる作品となっている。
まとめ
インディゲームのクオリティは年々高くなっている印象を受ける。
特にソウルライクに関しては、どの作品もやりこみ要素など充実してクオリティとが高いものが多いため、値段以上の価値があることに間違いないと思う。
今回紹介した中で未プレイのものがあれば、ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。

ソウルライクは時間かかるから、買いすぎて逆に積みゲーにならないように注意してくださいね~

今後の新しいソウルライクも楽しみです!
どうも皆さんタイチョー(@indig_team)です!
今回紹介するものは、どれも安くクオリティが高いゲームのため絶対に買って損しません!